1−2 大豆供給の推移
 大豆の国内生産量は、農林水産省「作物統計」によれば、年ごとの変動が大きいが、最近年では、平成20年産262千トンが最も多い。生産量を概ね20万トンとして需要量を400万トンとすれば、自給率は5%、国内産大豆は、ほぼ全量が食品用に仕向けられることから、食品用需要を90万トンとすれば、自給率は20%強となる。
  作物統計の大豆の生産量のデータは、1878年(明治11年)に始まっており、戦前の最大値は、1920年(大正9年)の551千トン、戦後の最大値は、1952年(昭和27年)の522千トンである。[1-2-1
  したがって、国内産の潜在的な供給可能数量を50万トンとしても、食品用需要の90万トンには及ばないので、大豆の輸入が必要である。現状では、供給の太宗は輸入大豆が占めている。
 
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