1−5 直接販売大豆の状況
 表は、普通大豆及び特定加工用大豆の検査合格数量と全国集荷団体の集荷数量を比較したものである。[1-5-1
  集荷は、黒大豆を対象にしていないので、検査合格数量から除いた。
  平成21年産大豆直接販売数量1万トンのうち、最も多い産地は北海道の56百トン、次いで秋田県の12百トンである。残り32百トンが全国各産地に分布している。北海道及び秋田県では、この数量が流通数量の1割を占めるが、その他の産地では2%であり、直接販売大豆は特定産地に偏在している。
  平成19年産以降の直接販売数量の状況をみると、平成21年産大豆は、前年産に比べて流通数量が減少したが、直接販売数量は、ほぼ前年並みに止まった。平成19年産以降毎年産の動きをみると、割合は、僅かずつではあるが、増えている。[1-5-2
  産地品種銘柄別にみると、北海道では大袖の舞、ゆきぴりか、タマフクラ、秋田県ではあきたみどり、秋試緑1号について集荷団体の集荷数量が当該産地品種の検査数量の半数未満となっており、特定の産地品種について直接販売の割合が高いと思われる。
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