1−8 納豆仕向用大豆の需給と価格
 納豆原料用大豆の需要は、13万トン程度、そのうち、国産大豆は、1万トン程度と見積られる。[1-7-1
  納豆原料となる大豆の種類は、製造技術上はそれほど限定されないが、国産では、北海道スズマル、北海道ユキシズカ、茨城納豆小粒等の小粒・極小粒銘柄と言われる産地品種銘柄が好んで使われている。[1-8-1
  逆にいえば、これらの銘柄は、納豆以外の大豆加工品の原料としては、余り使用されない。
  代表的銘柄である北海道スズマルと茨城納豆小粒の年産別の落札価格を見ると60s当たり5,000円〜20,000円の範囲で大きく変動し、平成15〜16年産及び平成19年産で価格のピークがみられた。平成15〜16年産の場合は、作柄不良で国産大豆全体が高騰する中での高値の形成であったが、平成19年産では、納豆仕向銘柄に限っての高騰であった。
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  平成20年産以降、供給(集荷数量)は増加したが、落札数量が減少し価格は下落傾向にある。平成21年産では、落札実績が散発的になり、平成22年産については、3月までいずれの銘柄も落札実績がない状況になっている。[1-8-3] [1-8-4]
  
 
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